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戸川としお議員代表質問 攬勝亭関連全文

前に要旨を記事にしましたが、戸川としお議員の代表質問の攬勝亭関連部分、

以下に全文を載せます。

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(写真は市議会事務局提供による)


戸川議員代表質問

次に攬勝亭の活用と庭園整備について質問いたします。

市内柳原二丁目にある日本庭園「攬勝亭」は県文化財保護指導委員の長尾修氏によりますと保科正之公が攬勝亭と名付け、松平正容公の時に御薬園や可月亭が造られ、小堀遠州の流れを汲む目黒浄定によって攬勝亭も修景されたともいわれている庭園です。攬勝亭庭園内には、松平容保公の歌碑、灯篭や石造建造物、稲荷神社、攬勝亭碑文など多くの文化財物件が目視できるとのことであります。会津人開拓の地、北海道せたな町には会津藩士丹羽五郎が別邸と庭を造り攬勝亭と名付けました。市民の方も現地を訪問し確認されてきました。

攬勝亭は昨年、仙台市の不動産業者が敷地を取得し、市では昨年12月に開発許可申請を許可したとのことであります。

この事実を知った市民は「攬勝亭を守る会」を設立し、「攬勝亭を保存活用すること」「攬勝亭の庭園、お茶室及び土蔵の専門家による精査を行うこと」の要望書を4,312名の署名を集め、市長と市議会議長あて提出されています。市長あて4 回目の要望書1,378名分はまだ手渡されていないとのことであります。

この攬勝亭は御薬園、可月亭とともに会津三大庭園と称され、昭和8年に発行された市内庭園番付では一の丁、現裁判所の「白露庭」材木町 の「可月亭」とこの「攬勝亭」は別格行司扱いで、「御薬園」と鶴ヶ城内の「銀星苑」も勧進元として別格扱いで、市内には個人所有の庭園が94あったとのことです。6月には文化庁の青木達司調査官が現地を視察し、「近世の文化財としての評価は難しい」との評価を示す一方、攬勝亭の庭園が江戸時代からここに存在していることは間違いなく、会津若松市の歴史にとって大切な場所であることに変わりはないと思います」とも述べています。

そこで質問いたします。これまで市では所有 者の意向を尊重する方針であると述べていますが、現在所有している仙台市の不動産業者に対し、現況での売却の意思があるかどうかを確認した経緯はあるのかお尋ねいたします。

売却の意思があった場合、売買価格は市として取得可能な金額だったのかお示しください。

市として購入し、観光資源だけでなく、歴史的庭園として保存活用する考えはないのかお示しください。

旧星賢跡地の庭園について質問いたします。この庭園について は平成 29 年 2 月市議会において同僚議員が「茶の湯の文化振興について」質問されましたが、この中で林平蔵氏が後世に残る回遊式の庭園としてつくられたこの庭園の価 値について質問をいたしました。

この質問に対し市長は庭園の価値について、平成11年に取得した星賢跡地の庭園部分には茶室や池、築山、灯篭が残っている。これらは 大正期に築かれたもので 昭和8年に発行された市内庭園番付では大関に位置付けられた経過があり、当時掲載された庭園の中で現存する数少ない庭園であると認識している。これら跡地利 用については、関係団体や地域の意向を確認しながら検討するとの答弁がありました。

星賢跡地の利活用については今回質問しませんが庭園の保存活用について関係団体や地域の方々との協議をしたのかお伺いいたします。

また、この庭園を取得後、整備等は行った経過はあるのかお伺いいたします。

今般の新庁舎建設に当たり,現本庁舎は文化財ではありませんが一部は保存する計画です。私は攬勝亭も含めて市内に現存する歴史的な価値のある建築物や庭園などは市として保存すべきと考えますが改めて認識をお示しください。


市長答弁

次に攬勝亭の保存と庭園整備についてであります。

市におきましては、所有者に対して

市への売却意思や売買価格の確認は行っていないところであります。

次に、取得の考え方についてであります。

不動産の購入など大規模な事業の実施の判断に当たりましては、市が行う事業全体を視野に入れながら、緊急性や必要性を踏まえた優先順位付けを行っていく必要があると認識しております。

例えば、本市が取得し、管理運営している庭園として御薬園が挙げられますが

、御薬園のように市民の皆様に良く知られ、広く親しまれている、市民共有の財産となるようなものであるかという点も、優先順位を判断する一つの材料であると考えております。

こうしたことから、攬勝亭を取得する考えはございませんが、調査を行い記録として残すことや、見学会を開催し市民の皆様にご覧戴く機会を設けるなど、所有者の協力を戴きながら、後世に伝えるべく取り組みを行ってきたところであります。

(此所までは、文化課文案による答弁と思われる)


次に、旧星賢跡地の保存活用に係わる協議の経過についてであります。

当該地の利活用につきましては、直近では平成25年に周辺住民や利用者にアンケートを調査したところであり、「中町まちなか市民広場」として。観光客用駐車場及び花苗生産基地としての活用を望む声が多く寄せられたことからその維持管理に努めてきたところであります。

次に庭園の整備等の経過についてであります。

旧星賢跡地につきましては、これまで庭園部分の整備は行っておりませんが、平成16年まで民間事情者に管理を委託し、現在は市の直営により維持管理を行っており、主に庭園内の池の管理や除草、樹木の剪定等について、必要に応じて実施しているところであります。

(この部分は観光課文案による物と思われる)


次に、歴史的な価値を有する建築物等の保存についてであります。

歴史的な価値を有する建築物や庭園には、市以外の民間の方が所有している物も多数あり、市のみで保存を行うことは困難であると認識しております。

このため、貴重な建築物等の保存につきましては、所有者の積極的な関与と地域の方々の理解や協力が得られるよう、必要な支援を行うと共に、情報発信等に取組んで参る考えであります。

(この部分は文化課文案と思われる)


戸川議員再質問
一定の答弁がありましたので再質問をいたします。 先ず、攬勝亭の活用について再質問いたします。
市長、攬勝亭の活用の判断は市長の決断次第です。
先程の答弁を聞いて全く驚きました。
所有者に対し、市への売却意志や売買価格の確認は行っていないとの答弁でした。
去る 1 日の新聞報道では仙台市の業者が工事着手届書を市に提出 したとのことです。
私は業者が市の要請に聞く耳持たずに工事着手届出書を提出したのだと思っていましたが、今の答弁ですと、相手方に何のアクションも起 こしていなかったことが判明しました。
去る1 日の新聞報道を見て「攬勝亭を守る会」の署名提出者や市民の方々は大変驚いたと思います。
そして、今の市長の答弁を聞いてまた驚かれたと思います。
いくら要望書を提出しても何のアクションも 起こさない、起こせない市長では市民に説明がつかないと思います。
本日、決断し、仙台市の業者と交渉しなければ工事が始まってしまい、青木調査官が言われた会津若松市の歴史にとって大切な場所が失われてしまうということです。

平成 3 0 年 9 月 2 2 日、市長は会津 若松市戊辰 1 5 0 周年記念宣言の中で「新たな歴史資料の発掘、研究に努め、会津が歩んできた歴史を正しく認識されるよう取り組んでいきます」と決意を新たに宣言しました。

市長が本市で取り組んでいるスマートシテイ構想は大変評価を得ています。スマートシテイ構想で先を見越した政策も当然大事でありますが現存する古きものを守ることも必要ではないですか。認識をお示しください。

平成 2 1 年 6 月定例議会にお いて質疑がありました東山小学校跡地取得についての経過をお話いたします。当該用地は昭和 5 1 年、市が使途を温泉会館の建設と駐車場敷地と定めた上で東山温泉組合に売却しました。 しかし、平成 15年11月、東山リゾート開発株式会社の破産決定を受け、担保物件である当該用地の競売開始決定となりました。その後、平成 1 6 年 1 2 月、東山温泉旅館協同組合及び東山観光協会より市に買い戻しの請願がなされ採択されました。
当該用地は東山地区観光便益施設用地として絶対に必要な場所です。しかし、競売では市は取得できません。私は競売を申請している金融機関に対し競売取り下げし、最低競売価格プラ ス競売費用で市に任意で売却するよう要請しました。当時の菅家市長はこの土地が市にとって絶対必要であると認識し、一部反対意見はあり ましたが議会の承認を受け、市が取得した経過にあります。
市長の決断で大事なものは守れるんです。

私は当初、「攬勝亭を守る会」の署名要望に乗り気でありませんでした。市がコロナ禍の中、今後抱える諸政策の財政負担を考えたとき、無理であると決めつけていました。多くの方から保存に賛成の署名が提出されましたが、この内、どれくらいの人が攬勝亭敷地の歴史や存在を本当に知っているのか疑問にも思いました。

しかし、先ほども申し上げましたが、文化庁の青木調査官の述べられた攬勝亭の庭園は「近世の文化財としての評価は難しいが、攬勝亭の庭園が江戸時代からここに存在していることは間違いなく、会津若松市の歴史にとって大切な場所に変わりがない」ということです。文化財にならない理由は歴史的な資料が現存しない。そして、所有者からの申請がないからともいわれています。

市内には多くの個人所有の由緒ある庭園がありましたが、未整備であったり、取 り壊されたりしています。もし、攬勝亭を本市が購入し保存できるならば守る会等と協力し、基金を集めるなど官民一体となり整備すべきと思います。 新庁舎建設に当たり、本庁舎の正面部分は保存されることになりました。文化財でもないけれど古き建物は残そうと市長は考えたと思います。

今般の攬勝亭の購入については市長の決断が一番重要です。
仙台の不動産業者に対し、多くの署名が集められた要望書に基づき、適正価格で本市が購入したい意思を示し早急に交渉すべきと考えますが市長の答弁を再度求めます。

署名を提出された「攬勝亭を守る会」に対し、 まった<購入する意思のないことは伝えられて いましたか。
再質問に対する答弁は、意味が掴めず書き留め不能だったため、市議会による録画のユーチューブへのアップをお待ち下さい。



攬勝亭を守る会 公式ページへはこちらからどうぞ

by ransyoutei | 2020-12-12 18:20 | 文化財行政

「攬勝亭を守る会」の情報提供をしております。


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